韓国、コロナの影響で2025年の出生率0.52人予測も
12/10(金) 8:26 配信

新型コロナ感染拡大による結婚と出産の遅延のため
韓国の2025年の合計特殊出生率が0.52人まで落ちる可能性がある。
最悪の場合、2070年の人口は1969年当時の3153万人まで減少するという。

韓国の統計庁が9日に発表した「2020−2070年将来人口推計」によると
出生率・期待寿命・人口の国際移動などが中間水準(中位)で続く場合
2020年に5184万人だった人口は2070年には3766万人に減少するという予想だ。
「最悪のシナリオ」となる低位推計の場合、2070年に3153万人まで減少すると予想された。

問題は、この最悪のシナリオが実現する可能性が低くないという点だ。
2年前に発表された「2017−67年将来人口特別推計」も「低位推計」が現実に近かった。
統計庁は当時、低位推計で2020年から、中位推計で2028年から
韓国の総人口が減少すると予測したが、実際には昨年が人口のピークとなり、今年から減少する。

統計庁は新型コロナのためにこうした傾向がさらに強まるという内容の
新型コロナ長期影響仮定特別推計も同時に出した。
新型コロナによる婚姻減少が2025年まで続く場合
合計特殊出生率は0.52人まで落ちる可能性があるというのが核心だ。

空前絶後の低出生率で、低位推計(2025年0.61人)より低い。
具体的に2022−2025年の合計特殊出生率予測値をみると
低位推計は0.73人→0.68人→0.65人→0.61人だが
新型コロナ特別推計は0.69人→0.62人→0.57人→0.52人だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c236f08f099a78adad4e616488b6fc30cc2d7d4