前を走る車に約1メートルまで近づくなど不適切な運転をしたとして、奈良県警が、所轄署に勤める30歳代の男性巡査長を所属長訓戒としていたことが分かった。

 処分は11月24日付。県警によると、巡査長は非番の10月23日、県内の道路で車を運転中、約2キロにわたり、前の車に近づいたり離れたりを繰り返した。警音器を鳴らし、最短で約1メートルまで接近しており、聞き取りに「前の車が遅く、いらだった」と話したという。

 県警に「走行中に後続車両につかれクラクションを鳴らされた」と相談のメールがあり、ナンバーなどから巡査長と特定。県警は「道路交通法違反(妨害運転)に抵触するという認識はない」とし、被害届も出されていないという。

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