https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20211210/1010020795.html

長野市などの7つの保育施設の園児ら149人が給食で食中毒

長野市の総菜製造業者が作った給食を食べた7つの保育施設の園児ら、あわせて149人が下痢や腹痛など食中毒の症状を訴え、長野市保健所はこの業者の工場の総菜製造ラインを、10日から3日間営業停止の処分としました。

長野市保健所によりますと、今月3日、長野市内の園児の保護者から「給食のあとに下痢や腹痛の症状があり、ほかの人も同様の症状がでている」と連絡がありました。
保健所が調べたところ、長野市などの7つの保育施設で、園児123人と職員26人のあわせて149人が下痢や腹痛の症状を訴えていることが分かりました。
いずれも症状は軽く、全員すでに回復しているということです。
園児らはいずれも今月1日に長野市篠ノ井の「デリクックちくま第一工場」が提供した給食を食べていて、園児ら7人の便からウエルシュ菌が検出されたということです。
市保健所では、この工場で作られた総菜が原因の食中毒と断定し、総菜の製造ラインを10日から3日間営業停止の処分としました。
ウエルシュ菌を原因とした食中毒は長野市では平成20年以来13年ぶりだということで、市保健所では、調理した食品はなるべく早く食べるようにしたり、すぐに冷却して低温で保存したりするよう呼びかけています。