https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211209/k10013381761000.html

在留カード偽造の疑いで中国人逮捕 偽造グループの仕切り役か

大阪のマンションの1室で、日本に滞在する外国人に交付される在留カードを偽造したとして、41歳の中国人が逮捕されました。警視庁は、偽造グループの国内の仕切り役として活動し、これまでにおよそ1700万円を売り上げていたとみて調べています。

逮捕されたのは、群馬県高崎市の派遣社員で中国籍の孔凡紅容疑者(41)です。

警視庁によりますと、ことし9月、大阪のマンションの1室でパソコンなどを使ってインドネシア人やカンボジア人などの在留カード、合わせて32枚を偽造したとして、出入国管理法違反の疑いが持たれています。

マンションの部屋からは、偽造された在留カードやプリンターなどが押収されました。

調べに対し「偽造在留カードを作らせていたことに間違いない」と容疑を認めているということです。

孔容疑者は偽造グループの国内の仕切り役とみられ、SNSで偽造の実行役を募集したり、拠点の運営資金を提供したりしていたほか、中国にいる指示役と連絡を取り合い、売り上げの一部を送金していた疑いがあるということです。

警視庁は、少なくとも3か所の拠点の運営に関わり、ことし9月までの1年余りの間におよそ1700万円を売り上げていたとみて調べています。