すぎやまこういちさん、お別れの会 堀井雄二氏が弔辞
「先生の人生こそ、ロールプレイングでした」
12/11(土) 13:23

人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽で知られ、9月30日に
亡くなった作曲家・すぎやまこういちさん(享年90)の「お別れの会」が、
11日に東京・築地本願寺で執り行われた。『ドラゴンクエスト』シリーズの
生みの親であるゲームデザイナー・堀井雄二氏が弔辞を読み、
すぎやまさんを偲んだ。

【写真】祭壇には、音符とドラクエのキャラクターも…

 堀井氏は「初めて『ドラゴンクエスト』の曲を作っていただいた時、
クラシックという楽曲にびっくりしました。すぎやま先生が
『ゲーム音楽ほど長く聴く音楽はないから、クラシックは一番
聴き減りしないんだ』とおっしゃっていて、とても納得しました」との
思い出を回想。「『ドラゴンクエスト』を作って35年、すぎやま先生は
音楽という生命を吹き込んでくださりました」と呼びかけた。

 『ドラゴンクエスト』の楽曲は、今年開催された東京五輪開会式の
各国入場行進曲で「序曲:ロトのテーマ」が使用され、大きな話題に。
堀井氏は「開会式で『ドラゴンクエスト』の曲が流れた時、初めて
楽曲を聞いた時のような興奮を覚えて、鳥肌が立ちました」と
振り返りながら「これからも『ドラゴンクエスト』は先生の
楽曲とともにあります。すぎやま先生、本当に長い間ありがとう
ございました。先生の人生こそ、ロールプレイングでした」と天を仰いでいた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1bb61eca82b6199896ac7ddbe4b0d1f7aba81ac5