薬をめぐって異変が起きていると聞き、私(記者)は11月下旬、福井市にある調剤薬局で取材しました。

薬局は総合病院を出てすぐの場所にあり、この日も病院から出された処方せんを持った患者さんが次々に訪れていました。

薬剤師さんに案内されてカウンターの向こう側へ入ると、部屋の中ほどに薬が置かれている棚があります。
(薬剤師 西田敦司さん)
「ふつう薬が置いてあるんですけれども、このように不足しています」
「安定供給」のはずが急に… 「安定供給」のはずが急に…
「不足」と聞いてよく見ると、棚にはあちこちに「欠品中」、「欠品予定」と書かれた札が貼られていました。
不足している薬がわかるように貼っているということです。

薬局によると、不足している医薬品は潰瘍性大腸炎の薬や花粉症の治療薬など約160品目にのぼります。これはこの薬局で扱う約1600品目全体のうちの1割にあたるということです。

入手が難しい薬が増え始めたのはことしの春ごろからで、9月ごろには今のような状況になっていたということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211209/k10013380561000.html
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