10万円相当給付の方針転換に関する小川氏の質問に「さまざまな関係者の意見、国会での議論を踏まえ、より柔軟な制度づくりを検討してきた」と説明。野党側の主張も考慮して方針を変更したことをにじませ、理解を求めた。石原氏辞任についても「混乱は否めない。申し訳ない」と、あっさり陳謝した。

 さらにこれまでの政権との違いが際立ったのは質問を聞く際の態度だ。安倍氏の場合、腕組みして組んだ足を投げ出し、時折やじを飛ばすこともあった。これに対し、岸田首相は「聞く力」を意識してか、いすに浅く腰掛け、野党側の提案にうなずきながら何度も手にした書類にメモを取るしぐさが目立った。

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