制服姿の警察官 電車の利用機会増やし警戒強化 警視庁
12月14日 11時59分

京王線などの電車内で乗客が切りつけられる事件が相次いだことを受けて、警視庁は今月から制服姿の警察官が電車を利用する機会を増やし、警戒を強化することになりました。

このうち、東京・足立区の西新井警察署では、交番に勤務する制服姿の警察官が東武大師線などを利用して交番と警察署を行き来する取り組みを始めました。
14日朝は交番での勤務を終えた警察官2人が大師前駅から電車に乗り込み、警察署の最寄り駅に着くまでの間、不審者がいないか警戒にあたっていました。

警視庁では今月3日、すべての警察署に対しこうした取り組みを進めるよう通知していて、目に見える形で警戒を強化することで電車内での犯罪を未然に防ぎたいとしています。
乗客の30歳の女性は「電車内の事件が続いて不安でしたが、こうして警察官に見守ってもらえると安心して乗ることができます」と話していました。

西新井警察署の宮島潤地域課長は「交番に勤務する警察官はこれまで警察署との間を自転車で行き来していたが、今後はなるべく電車を利用することで『見せる警戒』を続けていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20211214/1000073757.html

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