「鬼滅ポスト」も設置したけれど…年賀状離れ止まらず

今年も残り半月となる15日、日本郵便は年賀はがきの受付を全国で一斉に開始した。
会員制交流サイト(SNS)の普及や環境意識の高まり、新型コロナウイルス禍などで法人需要も減り年賀はがきの発行枚数は低迷している。
日本郵便ではデジタル年賀状サービスを始めたり、人気アニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」をあしらった郵便ポストを設置するなどしており、年賀状離れに歯止めをかけたい考えだ。

年賀状シーズンに合わせ13日、「鬼滅の刃」の人気キャラクターが描かれたポストを東京・池袋の池袋駅付近、豊島郵便局前、サンシャイン60通りの3カ所に設置。ポスト付近ではファンや「孫に見せたい」という男性らが熱心に写真を撮っていた。

また、無料通信アプリのLINE(ライン)上でデジタル年賀状をつくって送れる有料サービス「スマートねんが」も始まった。
デジタル年賀状の文字は手書きもテキスト入力も可能で、自作の動画や音声を挿入することができる。

年賀はがきの令和4年用の当初発行枚数は前年比6%減の18億2536万枚で11年連続の減少となった。
記録が残る範囲では最少で、ピークだった平成16年用(約44億5千万枚)から半分以下まで落ち込んだ。

https://www.sankei.com/article/20211215-RC6SRC2LUZMTLHGE4CK5MBHXR4/