政府が2022年度予算案で、税収を65兆円程度と見込んでいることが15日、分かった。新型コロナウイルス禍からの景気回復を織り込み、当初予算として過去最高額を見積もった。一般会計の歳出(支出)総額は社会保障費や防衛費の増加により、10年連続で過去最大となる107兆円台半ばとする方向で調整。24日にも閣議決定する。

 政府は現在、国会で審議中の21年度補正予算案で、企業業績の回復などを背景に税収が従来見通しから6兆4320億円上振れすると推計。補正後の21年度税収は63兆8800億円となり、過去最高だった20年度(60兆8216億円)を上回ると予想している。

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