アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(33)は15日に記者会見を実施。現役引退を発表した。

今夏10シーズンを過ごしたマンチェスター・シティからバルセロナへと加入したアグエロ。しかし、シーズン前にふくらはぎを負傷して出遅れると、10月にバルセロナデビュー。3試合目となったレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”で初ゴールを記録していた。

その後のラージョ・バジェカーノ戦で先発デビュー。10月30日に行われたラ・リーガ第12節のアラベス戦でも先発出場するが、試合中に心臓に違和感を覚えて途中交代。その後の検査では不整脈と診断されると、復帰までは3カ月程度かかるとされていた。

元気な姿を見せていたアグエロだったが、その後に引退せざるを得ない可能性があると報道。プライベートでは元気な姿をアピールしていたが、15日に緊急会見を実施。自身の口で、引退を発表した。

「この会見は、僕がプロサッカー選手を辞めることにしたことを知らせするものだ。これはとても辛い瞬間ですが、僕が下した決断には非常に満足しています。まず、1カ月前に抱えていた問題で、体調が良くないということです」

「医者には、『プレーするのを辞めるのが一番良い』と言われた。10日前に決断した」

「何か希望はないかとできる限りのことをしたが、あまり希望はなかった」

アグエロは母国アルゼンチンのインデペンディエンテの下部組織で育ち、2005年7月にファーストチームへ昇格。そこで頭角を表すと、2006年7月にアトレティコ・マドリーへと完全移籍する。

アトレティコでも活躍したアグエロは、公式戦230試合で100ゴール45アシストを記録。2011年7月にマンチェスター・シティへと活躍の場を移した。

シティでもその得点力は磨き上げられるばかりで、公式戦390試合で260ゴール73アシストを記録。クラブの最多ゴール記録を樹立するとともに、プレミアリーグでも外国人選手として最多の184ゴールを記録した。

またアルゼンチン代表としても101試合で41ゴールを記録。今夏のコパ・アメリカが代表での初メジャータイトルとなった。なお、クラブレベルでは、シティでプレミアリーグ5回、FAカップ1回、EFLカップ6回の優勝を経験。アトレティコ時代にはヨーロッパリーグとUEFAスーパーカップで優勝していた。

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