苦肉の策として出てきたのが、希望する自治体や個人にも配布する方針のようだ。先の担当者によれば、防災備蓄用などとして活用されることを想定する。早くも「個人の方などから問い合わせがきている」といい、募集方法や配布のタイミングを検討している。
 配送料は国が負担する。ただ、1枚だけを希望する人が増えれば、送料が増えることに。同省は「希望は一定枚数以上にすることも考えている」。ただし、国が負担するとなれば、原資になるのは当然、税金ということになる。
 一方、自治体が引き受けても、保管料が必要になる。そうなると結局、誰が保管料を負担するのか、どこが肩代わりするか、ということでしかない。

 押し付け合いの様相も見えてきたアベノマスク。それならば、調達に向けて旗を振り、率先して着用した安倍さんが引き受けてもいいのではないか。


「こちら特報部」は安倍事務所にアベノマスクの引き取りを希望するか、問い合わせた。しかし残念なことに、回答をお願いした16日午後5時までにコメントは寄せられなかった。https://www.tokyo-np.co.jp/article/149450