意味でも、Qualcommの本命は、11月のアナリス向けの説明会で同社のCEOであるクリスチアーノ・アーモン氏が表明した、M1に対抗できるような将来投入されるPC向けのArmプロセッサということになるだろう。それはこのSnapdragon 8cx Gen 3ではなく、将来リリースされる製品になるのだ。

 それがどんな製品であるかは、今はわからないが、1つだけ言えることは、来年(2022年)のSnapdragon Tech Summitで発表される製品がそれになる可能性は高いことだ。そしてそれは2023年に発売されるPCに搭載されることになる。その時には、AppleはM1の後継製品を発表しているだろうし、IntelもMeteor Lakeのリリースに近づいているだろう。

 その意味では、Qualcommが来年のSnapdragon Tech Summitで発表するPC用のArmプロセッサが、そうしたM1の次世代製品や、Intel、AMDの次次世代製品と肩を並べるモノであるのかが、QualcommがPCビジネスでそれらの会社の真の競合となる上で重要になってくるのではないだろうか。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1374505.html