インターネット接続の速度性能を評価するサイト「Speedtest」を運営するOoklaは、5G通信対応のスマホと4G通信対応のスマホを使い、世界各国で通信速度の比較検証を行った結果を発表した。

その結果、日本では5G通信対応の「iPhone 13」は通信速度95.82Mbps、4G通信対応の「iPhone 11」では36.08Mbpsと、「5Gは4Gよりもおよそ2.7倍速い」という結果をはじき出した。

これだけ聞くと「4Gの3倍も速いなんてすごいじゃん」となる人もいるかもしれないが、実はあまりすごくはないのだ。
Ooklaの発表によれば日本の5Gと4Gの通信速度の差は、今回調査された世界各国の中で最も小さな差になっているという。
お隣の中国ではiPhone 13(5G)で278.22Mbpsを記録したといい、26.84Mbps だったiPhone 11(4G)の10倍を上回るスピードを実現していたのだ。
10倍を見たあとだと3倍に満たない日本の数字がショボく見えてきてしまうのも仕方のないことだろう。

なお、「日本のiPhone 13はミリ波通信に対応していないせい」というわけでないことも合わせて伝えられている。
ミリ波対応のAndroidスマホでも、他国に比べて差は開いていなかったという。

https://otona-life.com/2021/12/19/97085/amp/