谷本容疑者がかつて勤務していた大阪市内の板金工場の社長(78)が同日、取材に応じ、谷本容疑者が仕事上で激高したシーンを振り返り、なぜ激高したのか? その理由を明かした。
17日午前に起きたビル火災をニュースで知り、社長は「もしや…。(谷本容疑者を)ふと思い出した。仕事してるんやろか。もしや…」。
谷本容疑者は02年から10年まで、1度職を離れた期間があったものの、長らく社長の工場で働いていた。 職人としての知識や技術に確かなものがあり、間に合わない仕事は休日返上で仕事に打ち込み、リーダー格として後輩の指導にも当たった。「これと見込んだ後輩をよくかわいがっていた。自分の技術を丁寧に教えていた」。 「職人1本の男」は仕事にもこだわりがあったという。
「仕事について、言われると、カチンとくるところがあった」という。「アドバイスしたことに対して、納得がいかないとき、『なんでや!』と真っ赤な顔をして食ってかかってきた」という。それでも手順を追って丁寧に説明し、納得したら「けろっとしていた」という。
今回の事件について、「報道で知る限り、(クリニックの)院長先生は、非常に優秀な先生で、そういう先生が言うわけはないと思うが、治療に関して本人が納得できない何か…、それとも患者さんとのトラブルで何かあり、最も気にくわないことを言われたのかも…」と困惑の表情を見せた


https://news.yahoo.co.jp/articles/ab7a57588ff2989898fb2e730480e9582fe4a942