香港の議会に当たる立法会選挙の投票がきょう、行われています。投票率の低下が懸念される中、政府は交通機関を無料にするなどして投票を呼びかけています。

 香港立法会の選挙は今年、中国政府主導で制度が変更され、定数は70から90に増えましたが、市民による直接投票の枠は20議席に減少。また、立候補には政府機関による“愛国者”の認定などが必要となり、前回4割以上議席を獲得した民主派は候補者擁立を断念しました。

 有権者の関心低下が指摘される中、政府は340万香港ドル、およそ5000万円をかけた新聞広告で選挙をアピールしたほか、バスや地下鉄などをきょうだけ無料にし、投票へ行くよう促していますが・・・。

寺島宗樹記者
 「投票日ということできょうはバスが無料になっているのですが、なぜか観光地行のバスが長蛇の列になっています」

バスの乗客
 「観光地のクリスマスマーケットに行きます。(Q.投票には行きましたか?)行ってません」

 投票率も焦点となっている香港立法会選挙。投票は日本時間の午後11時半ごろ締め切られ、即日開票されます。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4430831.html