大阪・北新地のビルで24人が死亡した放火殺人事件で、ライターの部品が現場から見つかったことが分かった。警察は、容疑者の男が可燃性のある液体にライターで火をつけたとみて調べている。

 今月17日、大阪・北新地のビルに入るクリニックで起きた火事では、これまでに24人が死亡し、大阪府警は、現在も意識不明の重体の谷本盛雄容疑者について、殺人と放火の疑いで調べていると発表した。

 クリニックの中にある防犯カメラには、谷本容疑者が持ってきた紙袋を蹴り倒し、床に漏れた液体にしゃがみ込んで火をつけるような様子が、映っていたことがわかっていたが、捜査関係者によると、その際、男は手に小さな物を握り、ライターをつけるような仕草をしていたという。

 さらに、現場からライターの部品が見つかったことも捜査関係者への取材で新たに分かった。警察は、谷本容疑者がライターで液体に火をつけたとみて調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6fe050b4cb09ff7e6107c46ab1704b32e06d9b57