日本銀行前総裁の白川方明(まさあき)氏が22日、日本記者クラブで会見し、「過去5年の経験が示すように、日本経済が直面する問題の答えは金融政策にはないことは明らかだ」と述べた。白川氏が2013年3月の総裁退任後、会見で金融政策を語るのは初。安倍政権が黒田東彦(はるひこ)・現総裁と5年以上続けるアベノミクスや異次元緩和への直接的な批判はなかったが、金融緩和の副作用を指摘し、人口減と高齢化が低成長の背景にあると主張した。
https://www.asahi.com/articles/ASLBQ53WXLBQULFA01D.html

【クルーグマン】 ただ、日本はデモグラフィ(人口統計学、ここでは日本の少子高齢化を指している)で大きな問題を抱えています。
出生率が低く、高齢化が先進国でもっとも早い。生産年齢人口が年に1%以上縮小している。これは経済成長の低迷に直結します。
これに加えて移民に対する不寛容性です。テクノロジー上のダイナミズムの欠如など、他の要素は関係ありません。

https://shuchi.php.co.jp/voice/detail/5951?p=1

クルーグマン教授がバブル崩壊以降の日銀の金融政策を痛烈に批判し続けてきた事は有名であり、「白川日銀総裁を銃殺すべき」とまで言ったとされているが、そのクルーグマン教授が「日銀に謝りたい」と言ったとかいう記事が注目を集めている。
https://lite.blogos.com/article/97826/