https://mainichi.jp/articles/20211217/k00/00m/040/244000c

旭山動物園に40年ぶりホッキョクグマの赤ちゃん ピリカが3頭

北海道旭川市の旭山動物園は17日、ホッキョクグマの「ピリカ」(雌、16歳)が赤ちゃんを3頭産んだと発表した。うち2頭は出産後に死んだが、残る1頭の健康状態は良好で、体長約30センチ、体重約600グラム(いずれも推定)にまで成長したという。性別は不明。同園は1974年に国内で初めてホッキョクグマの繁殖に成功しており、今回は81年以来、40年ぶり。
 母親のピリカは2011年に札幌市円山動物園から旭山動物園に来た。赤ちゃんの父親は「ホクト」(雄、21歳)。2頭は昨年11月から同居を始め、ピリカが妊娠して今月10日に3頭を出産したという。

 同園の坂東元園長は「ホッキョクグマの繁殖は難しいが、手応えは感じていた。今回育っているのを見てうれしいというか、ついに来たという感じ」と話した。赤ちゃんは来春に「お披露目」の一般公開を行い、名前は公募で決める予定。

 同動物園ではホッキョクグマ4頭を飼育しており、今回生まれた赤ちゃんが5頭目