中国の湖北省武漢で、新型コロナウイルスの感染者が、最初に発症したとされる日からきょう8日で2年となります。ウイルスの発生源をめぐっては、アメリカのバイデン政権が引き続き情報提供を求めていて、米中対立の要因の1つとしてくすぶり続けています。

中国の衛生当局は、湖北省武漢で、新型コロナウイルスの感染者が、2年前の8日、最初に発症したとしています。

調査結果では、コウモリから哺乳類の「センザンコウ」などを介してウイルスが広がった可能性があるとする一方、発生源の特定には至っていません。

一方、アメリカの情報機関はことし8月、感染した動物との接触によるものか、武漢のウイルス研究所から流出した、という2つの仮説には妥当性があるなどとした報告書を公表し、バイデン政権は、中国側に引き続き情報提供を求めています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211208/k10013379071000.html