萩生田大臣 漁連幹部と会談 説明を尽くし信頼回復に努める
12月23日 18時40分

萩生田経済産業大臣は東京電力福島第一原子力発電所にたまり続ける処理水について、政府が決定した海への放出に反対を続けている福島県漁連の幹部と会談し、説明を尽くし、信頼回復に努めていきたいと述べました。

福島第一原発にたまり続ける処理水について、国はことし4月基準値以下に薄めた上で海に放出する方針を決め、東京電力はおととい、原子力規制委員会に実施計画を申請するなど再来年春の放出を目指し、準備を進めています。

23日、萩生田経済産業大臣はいわき市を訪れ、放出に反対を続ける県漁連の野崎哲会長らと会談しました。

この中で萩生田大臣は「漁業者の皆様が反対している中での方針を決定していることにお詫び申し上げる」と改めて謝罪しました。

その上で、安全性や政府の風評対策について説明を尽くすことで信頼回復につなげていきたいと説明しました。

これに対し、野崎会長は「廃炉を進めないといけないということは理解しているが、海に放出することを容認することはできず、反対の立ち位置を変えることはできない」と話しました。

会談のあと、野崎会長は「信頼回復のため、様々な風評対策や説明を尽くすとする国の対応を注視し、見守っていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20211223/6050016752.html



萩生田経産相:「2015年には、福島県漁連の理解を得るまで処分しないとお示ししており、今後も私が先頭に立って安全性や決定の背景、政府の対策などについて説明を尽くすと共に、ご要望頂く対策を講じていくことで皆さんとの信頼関係を築いていきたいと思っています。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc61eba76c33c528927ab7ebcf650aead19a30a