小学校教諭の暴言問題で検証委が意見書 「校長らの対応も不適切」/兵庫県
12/24(金) 16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/16e450764969d0131bff2312b6024cfe1a9a8593

兵庫県姫路市の小学校で、男性教諭が特別支援学級の児童に暴言や体罰を加えていた問題で、
検証委員会が、「管理職らの対応が不適切で長期間発覚しなかった」
などとする意見書を教育委員会に提出しました。

弁護士や臨床心理士らで構成する検証委員会はこれまで5回にわたり、検討会を開き、
まとめた意見書を12月24日、姫路市の教育長に手渡しました。

この問題は、2018年以降、姫路市立城陽小学校で、男性教諭が特別支援学級の児童に対し、
「生きる価値がない」などの暴言を浴びせたり、腕を揺さぶったりする体罰を繰り返したものです。

聞き取りに対し男性教諭は、「怒りに任せて行った」と一連の行為を認め、
ことし2021年9月に懲戒免職処分となりました。

報告書では、加害教諭本人の問題だけでなく、校長や教頭が報告を受けつつも
適切な対応ができなかったことが重大な問題点とし、
長期間放置する事態になったと指摘しています。

この問題を巡っては、再発防止策を考える検討会議が発足していて、
今後提出された意見書をもとに、協議されます。