ロックバンド「フジファブリック」の元リーダーで12年前に亡くなった富士吉田市出身の志村正彦さん。
志村さんが手がけた代表曲が地元の駅で電車が近づいた際の案内放送として人々を出迎えています。

「フジファブリック」は富士吉田市出身の志村正彦さんをリーダーに、平成16年にメジャーデビューしたロックバンドで、志村さんは12年前、29歳の若さで亡くなりました。

「天才」とも評された志村さんの楽曲を多くの人に聞いてもらおうと、富士急行は22日から志村さんが幼い頃に電車を見るために訪れたという富士急行線の下吉田駅で、電車が近づいたことを知らせる案内放送として代表曲を流し始めました。

河口湖方面行きに「若者のすべて」、大月方面行きには「茜色の夕日」と2曲が使われ志村さんの歌声とともに駅に響きます。

これに合わせてホームには志村さんを描いたイラストや曲の歌詞などを紹介するパネルが設置されたほか、来月10日まで駅で流す2曲を表現したマークをつけた電車の運行も予定されています。

志村さんと中学校の同級生で、この取り組みを発案した富士急行事業部の渡辺千春さんは「彼が愛した富士吉田に音楽を流すことが実現できてよかったです。聴いた人に元気になってもらえたらうれしいです」と話していました。

nhk.or.jp: 「フジファブリック」志村さんの代表曲 地元駅の案内放送に|NHK 山梨県のニュース.
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20211223/1040015390.html