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 人気漫画『ベルセルク』の約3年3ヶ月ぶりとなるコミックス最新41巻が24日に発売されることを記念して、ニューヨーク・タイムズ、ル・モンド、朝日新聞の3紙で広告を同時掲載することが22日、白泉社より発表された。

『ベルセルク』は、『月刊アニマルハウス』にて1989年に連載がスタートし、その後『ヤングアニマル』に連載を移し、コミックス累計5000万部を超える人気ダークファンタジー。剣と魔法、そして魔物が存在する世界を舞台に主人公・ガッツが、異形の怪物と戦いながら成長する壮大なストーリー。1997〜98年にテレビアニメ化、2012年〜13年に3部作で劇場アニメ化、2016〜17年に再度テレビアニメ化された。

 コミックスはアメリカ、フランスなど延べ20の国と地域で刊行され、世界中の読者を魅了し続けているが、作者の三浦建太郎さんは今年5月に急性大動脈解離のため54歳で亡くなっている。突然の訃報に世界中のファンが追悼し、ツイッターにて「Berserk」(ベルセルク)が世界トレンド1位になるなど、悲しみの声が相次いだ。

 今回の最新刊の発売に際し、白泉社は、日本はもとより、連載開始以来、作品を愛し、物語続きを待ち望んでくれてる世界中のファンの想いにこたえ、また、感謝を伝えるべく、日本で最新 41巻が発売される24日に、世界3紙で掲載する運びとなった。

 各紙での広告ビジュアルは、日本時間24日午前5時に全世界一斉に公開。紙面デザインは、3紙それぞれで異なり、著者の画力を全面に伝えるべく、あえてコピーは入れず、イラストを中心に構成。
ファンなら必ず手に入れたい紙面デザインとなる。白泉社は「言葉は無粋。ただ感謝のみ。#BERSERKで世界中のファンが交流することを願って」と説明している。

 なお、アメリカとフランスでの新刊発売は来年の夏のため、ニューヨーク・タイムズとル・モンドにはQRコードを配置し、米・ダークホース社、仏・グレナ社の協力の下それぞれ独自企画を実施する。