米ロサンゼルス市警は25日までに、市内の百貨店の試着室にいた14歳少女が部屋の壁を貫通した銃の弾丸に当たり、死亡する事件があったと発表した。

この弾丸は初期捜査の段階で、同店内で起きた女性暴行事件の男の容疑者へ向けて警官が発砲した銃のものとみられるとした。
市警は記者会見で、容疑者も警官に撃たれ、死亡したと述べた。

市警によると、ビクトリー通り沿いにある店で23日正午前、武器を用いた暴行事件が発生中との連絡を受けノースハリウッド警察の警官が出動。
銃撃戦となっている可能性もあり、客らは隠れているなどとの情報も多数あった。

現場に到着した警官は、出血し、頭部や腕に多数のけがを負っている女性を発見。
その近くで暴行に関与したとみられる男がいるのに気づき、複数回発砲した。
男は即死が確認されていた。

この後、警官は男の背後にあった壁に穴が開き、その裏側は試着室で、弾丸が命中した14歳少女が内部で倒れているのを見つけていた。
少女は即死だったという。

暴行を受けたとみられる女性は病院へ搬送された。
この女性と死亡した少女、男の容疑者の3人は知り合いの関係になかったとみられる。

市警のマイケル・ムーア本部長は、罪もない子どもの死去に至った悲劇であり、関係者全員には痛ましい出来事と悼んだ。
事件に関連する監視カメラの映像や他の証拠は27日までに公表するともした。

https://www.cnn.co.jp/usa/35181378.html
https://i.imgur.com/Hdx9VRf.jpg