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桜井ユキ、『真犯人フラグ』で怪演 想像を超える役柄は「演じるのが面白くて仕方がない」

『リコカツ』のオリジナルストーリー『リコハイ!!』(Paravi)での主演や『イチケイのカラス』(フジテレビ系)、そして現在放送中の『真犯人フラグ』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)など、数々のドラマで唯一無二の存在感を放つ桜井ユキ。デビュー10周年を迎え、そのクールビューティーな姿を存分に収めたファースト写真集『Lis blanc(リス・ブロン)』が発売される。デビューからの10年を振り返った現在の心境や写真集に込めた思い、さらには話題の『真犯人フラグ』での演技についてなどを聞いた。

◆役を背負っていない“桜井ユキ”を形に

 今回発売される写真集は、生まれ故郷である大分や青春時代を過ごした福岡など、桜井にとってゆかりのある数々の地をめぐり、等身大の姿から洗練された大人の魅力を感じさせるショットまでを収めた一冊だ。
 
 元々、写真集への憧れは「なかった」という桜井だが、「(デビューから)10年かと思った時に、役を背負っていない“桜井ユキ”を形として残すには写真集ってすごくすてきだなと思いました。もしかしたら、これが最初で最後かもしれないので、そういう意味ではこの1冊で良かったと思います」と思い入れも深い。

 今回の撮影では、桜井の提案により、彼女の祖父母が暮らしていた家での撮影も敢行。「懐かしい匂いがある場所なのに、そこに仕事の人たちと一緒にいるというすごく不思議な空間でした。でも、やっぱり居心地が良く、リラックスして撮影できましたし、当時感じていたいろいろなことを思い出しました。一番ナチュラルな表情をしていると思います」と撮影を振り返る。

 タイトルの『Lis blanc』は、フランス語で「白百合」を意味する言葉だが、これも祖父母の家に由来する。「小さい頃に、祖父母の家でお花の絵をよく描いていたんです。自分でも何のお花か知らずに描いていたんですが、それが百合の絵だったことを大きくなってから知りました。その記憶がずっと残っていて…。今回、祖父母の家で撮影ができるとなった時、“百合の花”はイメージにぴったりだと思い、このタイトルになりました」。

◆美肌の秘訣は“食事”「腸内環境が大事だなって」

 「素に近い私がたくさん写った写真集」という本書だが、では「桜井自身が感じる素の自分とは?」と問いかけると、桜井は「友達には『あっさりしている』と言われます。もちろん、悩むことも落ち込むこともありますが、冷静に『これはこうなったら、あとはこうなる』と先々まで考えるとすぐに切り替えられるんです。自分でも怖いと思うくらい切り替えが早い」と笑った。

 また一方で、今回の写真集では、“絶世の美肌”とも称される艶っぽい姿も惜しげもなく披露している。ボディメイクについて尋ねると「もちろん、撮影前には人さまに見せる体づくりをしました(笑)。特にヒップラインはすごく気をつけました。ピラティスを中心にマシンを使った運動もしました」と明かしてくれた。

 さらに、美肌の秘訣(ひけつ)は「食事」とも。「20代前半の頃は、エステなどにも行っていましたが、結局は腸内環境が大事だなって」と思い至った。写真集撮影前も「腸に良さそうなものをたくさん食べていました。調理方法にも気をつけていて、煮るか、茹でるか、蒸す。なので、お鍋が多かったかな。焼いたり、揚げたりは我慢。それから、どんなに帰りが遅くなっても湯船には絶対に入るようにしていました」と日々の積み重ねで美肌を作り上げているという。透明感あふれるその美肌を本書で間近に感じてもらいたい。
◆想像を超える役柄に出合えた『真犯人フラグ』は「演じるのが面白くて仕方がない」

 デビューから10年を迎え、ますます女優としての魅力を増していく桜井。デビュー当時を「すごく力が入っていたと思います」と思い返す。「お芝居をするにあたっても『やるぞ!』と力が入っていた。今は、いい意味で力が抜けてきたと思います。『力まずにお芝居に臨む』ということができるようになってきました。私は、撮影に入ると、その役のことを現場でも自宅でもずっと考えて頭でっかちになってしまうところがあったんですが、少し視野が広がったのかなと改めて思います。結局、役のことを考えてしまうのは不安だったが故だと思いますが、そこからは何も生まれなかった。プライベートを充実させたり、感性を動かすものに日常から出会うことが、結果的にお芝居にも良い影響を与えると今は思っています」。