「近代日本経済の父」と称される渋沢栄一の物語「青天を衝(つ)け」(NHK、全41話)が26日、フィナーレを迎えた。
幕末から昭和までエネルギッシュに挑戦を続けた渋沢は令和の日本人に多くのヒントを与えてくれた。番組の時代考証にも関わった「渋沢史料館」(東京都北区)の井上潤館長は大河ドラマ第60作をどう見たか。

−−大河ドラマを通じて生まれ故郷の埼玉・深谷を中心に経済効果がもたらされた。令和6年には新一万円札の顔になる

「最高額の新札肖像に決まった意義を正しく理解してもらうためにも、まだまだ渋沢栄一の真の姿、ゴジラならぬ『シン・シブサワエイイチ』を伝え続けていく必要がある。
渋沢の考え方や言葉は現代や将来を生きる者に多くの示唆を与えるものと思われる。さらに検証を重ね、その実効性を新札の肖像が世に広まると同時に浸透させることが望まれる」

「シン・シブサワ」を伝える 史料館館長に聞く
https://www.sankei.com/article/20211227-OI4MGIOZTFLBRMMKEH4O627VWQ/