同居していた女性の生後20か月の娘に性的暴行を加え、残忍に殺害し、死体を遺棄した容疑で懲役30年の刑を宣告された20代の男が、反社会的性格障害(サイコパス)判定を受けたことがわかった。

28日法曹界によると、児童虐待、殺害、13歳未満の未成年者強姦(ごうかん)などの容疑で起訴されたヤン被告(29)は、PCL-R(Psychopathy CheckList Revised、サイコパスチェックリスト)で合計26点と判定された。

検査は40点満点基準のPCL-Rの合計点が25点以上の場合に高危険群(サイコパス)に分類される。

また、ヤン被告は韓国性犯罪者危険性評価(KSORAS)では合計18点、成人の再犯危険性評価(KORAS-G)では合計19点で、性犯罪と再犯の危険性の両方で高い水準を示した。

調査の結果、ヤン被告は道ですれ違った女性はもちろん、自身の義母にも性的関係を求める発言をしていたことがわかった。

ヤン被告はことし6月15日夜、酒に酔って同居していた女性の娘に布団を被せた後、約1時間にわたり数十回こぶしで殴ったり足で踏みつけるなどの暴行を加えて死亡させた後、女性とともに遺体をアイスボックスに入れ自宅のトイレに遺棄した容疑で裁判にかけられた。

また、子どもを殴るだけでは足りず、太ももを両手でつかんで引っ張り、壁に叩きつけたりもし、女性にトイレなどに行くように言った後、子どもに性的暴行を加えたと、検察は伝えた。ヤン被告は虐待殺害などの犯行後、警察の追跡から逃走する過程で金品まで盗み、追加起訴された。

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