外国籍の人たちの住民投票への参加に関する議論をめぐり、「長野五輪で5千人の中国人が集合し暴動になった」という情報がSNS上で拡散された。

しかし、これは誤りだ。長野五輪で暴動が起きた事実はない。2008年夏の北京五輪の際、長野市内で開かれた聖火リレーで起きた混乱が、1998年冬の長野五輪と混同されたものとみられる。

なお、北京五輪の聖火リレーについても、警備にあたった長野県警や主催者だった長野市は、「暴動」ではなく、五輪賛成派と反対派の双方に起因する「混乱」だったという見方で一致している。

Twitterで拡散したのは12月13日。元航空幕僚長の田母神俊雄氏の以下のような投稿に、1万5000以上の「いいね」が集まった。

https://nordot.app/848374873916145664?c=724086615123804160