当時はPS3・Xbox 360・Wiiが並び立つ時代で、ソニーは「携帯機と据え置き機を統合する」という構想を抱きながら、
PS Vitaの初期シリーズとして3G/Wi-Fi対応モデルの「PCH-1100」と、Wi-Fi対応モデルの「PCH-1000」をリリースします。
しかしほとんどの消費者が3Gのコストと使用率を嫌い、Wi-FiモデルのPCH-1000を購入。
これに伴い、ソニーも戦略の軸をWi-Fiモデル中心のものに変更せざるを得なくなります。

さらに追い打ちとなったのが、スマートフォンの登場でした。

ソニーの元シニアディレクターであるクリスチャン・フィリップス氏によると、
ソニー社内では「スマートフォンはゲームができればいい程度の存在で、
たかだかコーヒーのできあがりを待つ間や空港での待ち時間に使うくらいのもの」という考えが横行していたとのこと。
(略)

また、当時最も議論が活発に行われたのは、「PS Vitaに独自メモリーカードを採用すべきなのか」という内容だったとのこと。

PSPでは暗号化エンジンがハッキングされた結果、ゲームデータがファイル共有ソフトウェアなどに流出してしまったため、
次世代のPS Vitaでは何らかの海賊版対策が求められていたという
https://news.livedoor.com/article/detail/20428999/