インドのパンジャーブ州在住の結合双生児が、電気機器修理の高い技術をかわれ、技師として公務につくこととなった。給料は2人分が支払われる。インデペンデント紙が報じた。

結合双生児として生まれた19歳のソーナ・シンさんとモーナ・シンさんには腕が2本、心臓が2つ、腎臓が2つ、脊椎が2つある。しかし、彼ら2人には肝臓と胆のう、脾臓が1つづつしかなく、足は2本だけ。2人が生まれた時、医師らは、彼らの手術には大きなリスクが伴うことから、彼らの分離を断念した。
外科手術により兄弟のどちらかが死亡するおそれがあった。報道によれば、両親が子どもの引き取りを拒んだことから、兄弟はニューデリーの施設で育てられた。

シン兄弟はパンジャブ州電力公社に就職が決まり、月1万ルピー(約1万5300円)の給料をそれぞれ受け取っている。同社の経営陣は、2人には最新技術についての深い知識があると強調する。インデペンデント紙によれば、シン兄弟は障碍者雇用の斡旋枠で就職が決まったという。
https://jp.sputniknews.com/20220102/2-9872117.html

https://static.independent.co.uk/2021/12/24/08/newFile.jpg
https://i.imgur.com/6vxJTdv.jpg