他方、バイア州のルイ・コスタ知事(労働者党・PT)は12月30日、「諸外国からの援助を求めたい。連邦政府の承認はなくていい」との声明を発表。
それに対し、アルゼンチン政府が人道支援を申し出た。
 だが、ボルソナロ大統領はこれを嫌い、ツイッター上で「豪雨には陸軍が対応している」としてアルゼンチンからの援助を嫌う発言を行った。夜も休暇先で
行ったネット上の生放送で重ねて批判した。
 また、放送中に自身の電話の呼び出し音が鳴ると、「誰がこんなときに電話をかけてくるんだ」と怒る場面も見られた。電話の主はカルロス・アルベルト・フランサ外相だった。
 大統領からの批判後もアルゼンチンは支援の意向を強めており、コスタ知事もこれを受け入れる判断を行っている。

中略

 なお、大統領は2日に腹痛や嘔吐を起こし、3日未明にサンパウロ市内の病院に入院。腸閉塞で手術の可能性ありと診断された。退院の時期は未定だ。
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