女性職員「いざという時に役立つ」…接種会場に「不審者」想定、さすまた使う対応訓練

3回目のワクチン集団接種会場に不審者が侵入したとの想定で、宮城県登米市南方農村環境改善センターで対応訓練が行われた。保健師ら約50人が参加した。

刃物を振り回す不審者役の佐沼署員を、さすまたを持った職員5人が取り押さえ、110番する流れを確認した。参加した市職員の女性(38)は「複数人で壁を使って押さえ込む流れがつかめた。いざという時に役立つと思う」と語った。

市内では昨年11月、刃物を持った男が認定こども園に侵入する事件が発生。市は今月29日から高齢者向けの3回目接種を始める予定で、防犯対策として会場に催涙スプレーとさすまたを置く。市ワクチン接種対策室の三浦徳美室長は「安心して接種に来られるように備えたい」と話した。

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