関東南部中心 今夜遅くにかけ積雪増 あす朝は氷点下の予想

2022年1月6日 19時31分

低気圧の影響で、東京の都心で積雪となるなど関東南部を中心に雪が強まり大雪となっているところがあります。

関東南部を中心に6日夜遅くにかけてさらに積雪が増えると見込まれるうえ、7日の朝は氷点下の厳しい冷え込みが予想され、気象庁は交通への影響や路面の凍結に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと低気圧の影響で関東や静岡県の広い範囲で雪が降り、関東南部を中心に大雪となっています。

午後7時の積雪は、
▽東京の都心で10センチ、
▽茨城県つくば市と横浜市で8センチ、
▽千葉市で7センチなどとなっています。

これらの地域で積雪が観測されたのは今シーズン初めてで、東京の都心では2年ぶりです。

また、東京23区には4年前の2018年1月22日以来となる大雪警報が発表され、6日午後7時すぎに解除されました。

関東では7日未明にかけて雪や雨が降り、特に関東南部と茨城県では6日夜遅くにかけて積雪が増える見込みで、
7日夕方までの24時間に降る雪の量は、
▽関東南部の平地で5センチ、
▽関東南部の山沿いと茨城県、静岡県で3センチと予想されています。

気象庁は、5日夕方には関東で24時間に降る雪の量を1センチから3センチと予想していましたが、それを大きく上回る雪となったことについて「関東のすぐ南の海上にある小さな低気圧が予想以上に発達し、低気圧の北側の降水域が内陸にまで広がったためだ」と説明しています。

関東甲信や静岡県などでは気温が氷点下の厳しい寒さとなっていて、雪は帰宅の時間帯も続き、7日の朝にかけて気温の低い状態が続く見込みです。

気象庁は、大雪による交通への影響や路面の凍結に警戒するとともに、着雪による停電にも十分注意するよう呼びかけています。

これから帰宅する際や7日の朝、通勤や通学の時間帯には道路の状況をよく確認し、ふだんより時間に余裕を持って行動することが大切です。

スリップ事故などのおそれもあるため、積雪となっている地域では車での不要不急の外出を控えるとともに、運転する場合には必ず冬用タイヤやチェーンを装着するようにしてください。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220106/k10013417101000.html