https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211116/k10013350021000.html

“身近な技術に驚き” 給食に5G活用のトマト 東京 調布

東京 調布市で最先端の技術を活用して栽培されたトマトが小学校の給食としてふるまわれました。

調布市立若葉小学校で給食として提供されたのは、市内に拠点を置く企業が最先端の技術を使って栽培したトマトと、そのトマトを使ったミネストローネです。

このトマトは、地域向けの高速・大容量の通信規格「ローカル5G」を活用し、農作業にあたるスタッフが着用するメガネ型の端末から送られてくる映像をもとに専門家が遠隔でアドバイスをしたり、離れた場所からロボットを操作したりして栽培されたということです。
市は、こうした技術で作られた地元の食材について知ってもらいたいと、今回、給食に取り入れたということです。

小学6年生の男子児童は「トマトは今まで苦手でしたが、おいしくておかわりしました。身近にすごい技術があると知って驚きました」と話していました。

調布市教育委員会の渡辺賢治主幹は「身近に最先端技術があることを知ってもらうとともに、地産地消の大切さを実感してほしい」と話していました。