https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220107/k10013420001000.html

西九州新幹線の車両 船で輸送 長崎の車両基地へ“海を走る”

ことし秋ごろに開業が予定される西九州新幹線の車両が長崎県の車両基地へ向け輸送され、7日は福岡の沖合を船で運ばれました。

西九州新幹線は、佐賀県の武雄温泉と長崎のおよそ66キロの区間でことし秋ごろの開業が予定されています。

完成した車両は6日、山口県にある工場を出発し、長崎県大村市にある車両基地に向けて輸送されています。
7日は、福岡の沖合を船で運び、その様子を一般の人たちがJR九州の新しい高速船「クイーンビートル」から見学しました。

西九州新幹線の車両は1つの車両の長さがおよそ25メートル、重さがおよそ42トンあり、輸送船には6両が同時に積み込まれています。

見学にはおよそ200人が参加し、船に乗った新幹線の姿が見えると歓声が上がり、一斉にカメラのシャッターを切っていました。

また、輸送船に近づくとクイーンビートルの展望デッキが解放され、さながら“海を走る”新幹線を背景に記念撮影をしていました。

東京から孫と来た女性は「感無量です。こんなに珍しい新幹線の姿を今後見ることはないと思うので、孫と一緒に目に焼き付けたいと思います」と話していました。