東新宿マンション群は宝≠フ山 住人の入れ替わり激しく、ゴミ捨て場には使える寝具がゴロゴロ

初日は東京都庁下。ここには高架下や周辺の路上をふくめ40人近くのホームレスが暮らす。少し足を延ばした新宿駅西口地下広場では、夜になると100人以上の人たちが地面に段ボールを敷き、朝まで眠っている。

私は、第一本庁舎下の歩道に持参したタオルケットを敷いて横になったが、こんなペラペラの代物では身体が痛んでとてもじゃないが眠れなかった。
深夜2時過ぎにモソモソと起き上がり、高級タワマンが乱立する西新宿へと寝床を整える旅に出た。手に入れたのは段ボール3枚とクッション。どちらも路上に捨てられていたゴミである。
翌日は東新宿のマンション群へ。東新宿というエリアには歌舞伎町で働く水商売の人間たちが大量に住んでいる。入れ替わりが激しい職業であるため、私の読み通りゴミ捨て場はまだ使えそうな寝具の山であった。

「ゴミですからいくらでもどうぞ」

管理人の許可もすんなり得て、私は1枚の敷布団を手に入れた。

https://www.zakzak.co.jp/article/20220107-GXX62VLEMRKONI2R2MQEHAVHN4/2/