無車検疑いで書類送検の武井衆院議員、与野党から批判相次ぐ

自民党の武井俊輔衆院議員(比例九州、当選4回)が道路運送車両法違反(無車検)などの容疑で書類送検されたことを受けて、与野党からは5日、武井氏への批判や説明を求める声が相次いだ。

 自民党の茂木幹事長は、記者会見で「極めて遺憾だ。まず本人がしっかりと説明責任を果たすことが重要だ」と述べた。立憲民主党の西村幹事長も記者団に「武井氏は地元の有権者や国民に説明する責務がある。自民党にも努力してもらいたい」と求めた。

 武井氏は書類送検を受け、「反省している」などとするコメントを発表したが、5日は本人が記者会見を開くなどの対応はしなかった。

 武井氏ら2012年衆院選で初当選した自民党議員は、不祥事が続出し、17年の3回目の当選以降は「魔の3回生」とも呼ばれていた。武井氏は、岸田首相率いる岸田派に所属しており、同派内からも「首相を支える立場にありながら足を引っ張っている」(中堅)と突き放す声が出ている。
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