「総理は頭がおかしくなったのか」「引きずり下ろさなければ」…菅政権“最後の10日間”に起きていた小泉進次郎の“暗躍”とは
https://bunshun.jp/articles/-/50264

「仕事をしたいから総理大臣になった」と目を輝かせて語った菅義偉氏。そんな同氏の首相在任期間はわずか1年ほどで幕を閉じた。改革を目指した「政界一の喧嘩屋」は、なぜ、そして、どのように退陣を迫られたのか。

 ここでは、日本テレビ記者として菅義偉首相(当時)の取材を続けた柳沢高志氏の著書『孤独の宰相 菅義偉とは何者だったのか』(文藝春秋)の一部を抜粋。菅義偉政権最後の10日間の実情について紹介する。(全2回の2回目/前編を読む)

“解散報道”の誤算
 8月31日夜10時半前、毎日新聞が一本の記事をオンラインで掲載する。

「菅総理は9月中旬に衆院解散の意向」