枝野氏掲げた「草の根の民主主義」どこへ 辻元氏陣営が痛感したこと
https://www.asahi.com/sp/articles/ASPC26Q59PC2UTIL032.html

衆院選で立憲民主党の議席数が減少した責任を取り、党代表の枝野幸男氏が2日、代表を辞任する意向を表明した。立ち上げを担った「党の顔」が表舞台を去った後、野党第1党はどこへ向かうのか――。

「辞任しちゃうの。残念です」。枝野氏の地元・さいたま市大宮区に住む女性(69)は、20年以上支持してきた。「いつも歯切れが良く、話もわかりやすい。後任はあまり思い浮かばない」。一方、別の女性(69)は今回は対立候補に票を投じた。共産党との選挙協力が受け入れられなかったのが理由という。「政権を握るためというのは分かるが、(政党の)カラーがあまりにも違う。自分たちだけで努力して政権を勝ち取ってほしかった」と話した。

「枝野氏は飽きた」の声も

 枝野氏が「政権選択選挙」と訴えた今回の衆院選でポイントとなったのが野党共闘だった。だが立憲は公示前から13議席減に。