ホテル療養はひっ迫の可能性 新型コロナ感染者は自宅療養へ 

広島県の湯崎知事はこのまま感染者が増え続けた場合、ホテルなど宿泊施設での受け入れが間に合わず、自宅療養に切り替えていく考えを改めて示した。

「まん延防止等重点措置」の適用から初めて迎えた平日…。多くの人が通勤や通学で行き交うJR広島駅では…。

■男性
「いつも通りだと思う。出るのを減らすに越したことはないがなかなか年明け早々で急に増えたことのもあって態勢が追いついていない気がする」

■女性
「(オミクロン株が)そこまで重症化しないということで出勤なり、通学なりされているのかな」

県内では新たに588人の「新型コロナウイルス」への感染を確認した。内訳は、広島市が357人。福山市が32人。呉市が31人。この他の自治体の内訳については、県が公表する。

湯崎知事は記者会見で、3連休で医療機関での検査が平日の3分1程度になった為、11日と12日の公表が少ない可能性があるとした。そして、現在の医療体制については…。

■湯崎英彦知事
「今後、新規報告者がどんどん増えていくといったような状況になると、いずれにしてもホテルで受けきれない状況になるので自宅療養というのがむしろ基本になっていくと」

自宅療養の患者への対応については、診療所や薬局と連携し診療や投薬が出来る様に調整しているとした。県は10日時点で、宿泊療養施設1949室を確保しているが、遅くとも13日までに2334室まで増やす方針だ。

一方、3回目の「ワクチン接種」を加速させる為3月から県内2か所に設ける予定だった「大規模接種会場」の開設を前倒しする考えを示した。開設時期は、調整中としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f35660f7ffe4d11578f83ad69c514ddcd18c0465