アメリカザリガニの野外放出を規制 飼育継続はOK 環境相に答申
https://mainichi.jp/articles/20220111/k00/00m/040/286000c


アメリカザリガニ=共同、環境省提供
 中央環境審議会は11日、生態系への影響が深刻な外来種のアメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)について、新たな個体の輸入や販売、野外への放出を規制するよう山口壮環境相に答申した。

 答申は、飼育を禁止すると一般の人が大量放棄する恐れがあるとして、野外で捕獲した個体をペットとして飼ったり、譲渡したりすることは認めると記載。山口環境相は同日の閣議後記者会見で「既に飼っている人は野外に放したりせず、最後まで責任を持って飼い続けてほしい」と述べた。

 環境省はこうした規制を盛り込んだ外来生物法改正案を通常国会に提出したい考え。(共同)