「高校卒業おめでとう。大学はどちら?」何気ない一言が地雷を踏んだ?
エピソードをお寄せくださったのはミヤコさん(54歳・ヨガインストラクター)。

大学受験に失敗した娘。結局、娘自身が選んだ専門学校に進学しました。卒業・入学シーズンに会った知り合いからは、「高校卒業したのね。じゃあ大学生?」と何度も聞かれる日々。
なんだか申し訳ないような気持ちで、「んーっと、専門学校に進学したんです……」と答えていましたが、会話が続くわけもなく。お互いシーンとしてしまうんですよね。
よく考えてみれば、生き方には色々な選択肢がありますよね。そりゃ昔より大学進学率は高くなっているけれど、みんながみんな大学生になるわけではない。自分が逆の立場になった時に、思い込みで決めつけるような聞き方はしないようにしようと固く誓いました。

なるほど〜。「高校を卒業したら大学に進学するもの」という先入観で、気まずい会話になってしまったんですね。これって、他にも似たような場面がある気がしますね。


アンコンシャス・バイアスはなくならない。どこにあるか分からない地雷を踏まないために

「高校卒業したのね。大学はどこにしたの?」
「大学卒業したのね。就職はどうするの?」
「付き合って三年なのね。結婚はどうするの?」
「妊娠したんだね。仕事は続けるの?」

ちょっと考えただけでボロボロ出てくる、アンコンシャス・バイアス=無意識バイアスがにじみ出るクエスチョン。

アンコンシャス・バイアスとは、自分では気づいていない思い込み・先入観による認知のゆがみのこと。「高校を卒業したら、普通大学に進むだろう」「大学を卒業したら、普通企業に就職するだろう」「何年か付き合った男女は、普通結婚するだろう」「妊娠した女性は、仕事を辞める可能性がある(男性にはない)」そんなアンコンシャス・バイアスによって、場が気まずくなることを言ってしまったこと、皆さんにはありませんか?
https://mi-mollet.com/articles/-/33519