ジャパンディスプレイ 資本金を1億円に減資 財務立て直しへ

7年連続で最終赤字が続き、経営再建中の液晶パネルメーカー、ジャパンディスプレイは、現在、2000億円余りの資本金を1億円に減らす「減資」を行うと発表しました。
資本金を減額した分で、累積した赤字を穴埋めし、財務を立て直すねらいだとしています。
発表によりますと、ジャパンディスプレイは、ことし3月中に開く臨時の株主総会で承認されることを前提に、現在、2152億円の資本金を1億円に減らします。
スマホや自動車に使われる液晶パネルの生産を手がけていますが、海外勢との厳しい価格競争が続くなど、去年3月期の決算まで、7年連続で最終赤字に陥っています。

会社としては、資本金の減額分を使って、およそ2800億円に膨らんだ赤字の累積を穴埋めし、財務を立て直すねらいで「財務の健全化は中長期的な企業価値の向上に資する」としています。
企業は、資本金1億円以下になると税制上、中小企業と見なされて優遇処置の対象となるため、税負担を軽くするねらいもあるとみられます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/k10013427631000.html


日の丸液晶JDIで思い知った、「変わらない」という大企業の病
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00242/012800003/