宮崎県と宮崎市は12日、新たに37人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。
三股町の成人式に出席したあと、マスクをせずに会話などをした7人のクラスター(感染者集団)も確認。県感染症対策室は変異株「オミクロン株」の感染力の強さを実感したとして、「会食だけでなく、マスクを外しての会話なども控えてほしい」と呼びかける。

 1日の感染者が30人を超えたのは昨年9月8日以来、125日ぶりで、感染者は6264人になった。
オミクロン株の疑いがある感染者は11日に45人を確認。対策室の担当者は「市中感染の場面に入った」との見方を示した。

 37人の居住地の内訳は都城市12人、宮崎市10人、日向市3人、延岡市2人、小林市、西都市、新富町、三股町が各1人。県外は大阪府と千葉、神奈川、群馬、福岡、鹿児島の5県が各1人。
年代別では10歳未満が1人、10代が5人、20代が18人、30代が3人、40代が4人、50代、60代、70代が各2人だった。

 三股町の成人式は5日にあり、感染した7人はマスクを外して屋外で会話や写真撮影をしたという。
県は接触した100人程度の友人や家族の検査を進めている。

 また、県は12日、不要不急の往来自粛を要請する対象に長崎、熊本など5県を加え、計30都府県とした。

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