父の仕事を手伝うだけで20年近く過ごしてしまった後悔

大学時代から父親の仕事の手伝いをしている。

父は個人事業主。その秘書的な仕事。問い合わせ対応にスケジュール調整、あとは昼飯用意したり事務所のトイレットペーパー替えたりといった雑用。
最初はアルバイト感覚でやっていたのだけど、あっという間に20年近く経った。

引きこもりの人が話題になってるけど、自分も似たようなもの。職歴ないし、親のすねかじりだし、独身だし。ついでに一緒に飲むような友人もいない。
昔から父が動けなくなったらどうなるのか、と考えて不安になる。

でも、ずるずると父の健康を祈って、ここまできた。80まで現役だったら自分の年金受給まで逃げ切れるな、という皮算用もする。

何か自分だけのことをやらなければ、と思うのだけど身体ががっちり固まっていて、動くことができない。どうやって動かせばいいのかもわからない。20年は動かしてこなかったから。

世間的には自分は存在してないかのように感じる。父に憑いてる背後霊。実際、家族以外に話しかけられないし、話さない。自分は幽霊だったのかもしれない。あるいは蒸気。ほとんど存在しなかった人生。

https://anond.hatelabo.jp/20220113222451