PS5供給不足の中、PS4を年内100万台は製造──Bloomberg報道

 「PlayStation 5」(PS5)の世界的な供給不足が続く中、ソニーは前世代の「PlayStation 4」(PS4)の製造を続けていると、米Bloombergが1月12日(現地時間)、ソニーの広報担当者の言葉を添えてそう報じた。

 ソニーはPS4の製造中止について特に言及していたわけではないが、PS5の発売は2020年11月と、1年以上前のことだ。だが、コロナ禍の半導体不足などの影響で、PS5の供給不足が続いている。ソニーの直販サイトでさえ抽選販売で、現在次の抽選の予定は不明だ。

Bloombergによると、ソニーは今年、PS5生産への圧力を相殺するために、PS4を約100万台製造する計画という。PS4はPS5より安価で製造が容易で、高度なプロセッサを採用していないとBloombergは説明する。

現在、日本のソニーストアではPS4を3万2978円で購入できる。ただし、「お一人様一台限定商品」だ。Amazon.co.jpなどでもPS4を販売しているが、いずれもソニーストアより2万円以上高い。

 独Sutatistaによると、2013年発売のPS4は、これまでに1億1600万台以上を販売した。PS5の販売台数は1340万台となっている。

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2201/13/news087.html

世界的に続くPS5の品薄に対応するため、ソニーは当初の予定よりPS4の生産量を増やす決定を下したと報道されている。「供給不足を埋めることでPlayStationからのゲーマー離れを防ぐ」ことが狙いだ。

Bloombergの報道によると、当初「2021年末でPS4の製造を終了する」予定であったソニーは現在、提携している製造業者に対し、2022年中はPS4を生産する計画であることを伝えているという。

https://jp.ign.com/ps4/57114/news/ps5ps4?amp=1