連合 来年の春闘 4%程度の賃金引き上げ要求の方針 正式決定
2021年12月2日 17時26分

労働組合の中央組織「連合」は、来年の春闘で、定期昇給と
「ベースアップ」に相当する分として、合わせて4%程度の
賃金引き上げを要求する方針を正式に決定しました。

「連合」は組合員およそ700万人の労働組合の中央組織で、
千葉県浦安市で中央委員会を開き、都道府県の労働組合の
代表などが参加しました。

この中で芳野会長は「日本の賃金はほとんど伸びておらず、
先進国の中でも低い位置に置かれていて、労働者に適正な
分配が行われてきたとは言いがたい状況だ。人への投資を
積極的に求める必要があり、すべての労働組合が賃上げに
取り組むべきだ」と呼びかけました。

そして、来年の春闘方針について意見が交わされ、年齢や
勤務年数に応じた定期昇給分を確保したうえで、基本給を
引き上げる「ベースアップ」に相当する分として、
合わせて4%程度の賃金引き上げを要求する方針を正式に決定しました。

連合によりますと「ベースアップ」の要求は9年連続となります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211202/k10013371191000.html