12月の米小売売上高 1.9%減 予測大幅下回る
米商務省が14日発表した2021年12月の小売売上高(季節調整済み)は6268億ドル(約71兆円)で前月から1.9%減少した。5カ月ぶりのマイナスで、個人消費は年末にかけて急速に弱まった。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(0.1%減程度)を大幅に下回った。
変動の激しい自動車・同部品販売店の売り上げを除くと2.3%減った。売り上げの減少は広範囲で、オンラインストアがマイナス8.7%、百貨店がマイナス7.0%と落ち込みが顕著だった。減少率は家具店(5.5%)、衣料品店(3.1%)、スポーツ用品・趣味・楽器・書籍を扱う店(4.3%)などでも大きかった。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染急増の影響で、飲食店もマイナス0.8%だった。
そーす
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN14D280U2A110C2000000/