「円安富国論」が揺らいでいる。円安で輸出企業の業績が改善し、経済は上向くという日本で信じられてきた通説に対し、アベノミクスが招いた円安は経済の好循環を生まなかった。物価と賃金は低迷し、逆に円安で輸入物価が上がったことで、日本の購買力低下が目立ち始めた。輸出立国・日本の繁栄を支えた勝利のシナリオが機能しなくなったのは、なぜなのか。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00155/121300060/